南アルプスの登山道を切り拓き、山小屋を建て、登山者が安全に登山できるよう、生涯を掛けて南アルプス開拓に取り組んだ竹澤長衛さん(1889〜1958)。今年もその遺徳を偲ぶ「長衛祭」が催され、久し振りに参加した。

 

私のリュックには長衛祭の参加札が下げてある。登山の際の御守り代わり。

 

長衛祭は北沢峠にある長衛碑の前で行われ、約100名の参加者が一人ひとり伊那市名産のアルストロメリアの花を捧げた。花言葉は「凛々しさ」、「柔らかな心配り」・・・長衛さんにピッタリだ。

 

 

その後、参加者には成敗汁という、高山植物を食い荒らす鹿や猪の肉を使った汁が振る舞われ、お腹がいっぱいになったところでお開き。翌日の東駒ケ岳への記念登山に備え、早々に就寝した。ところが・・・

 

 

翌日は生憎の強い雨で、午前5時に「中止」が発表された。一緒に参加していた同級生のM柴が「せっかく東京から来たんやから、多少無理してでも登るか? 栗沢山なら行けるかも」と気遣ってくれたのだが、参加賞の手拭いに書かれていた長衛さんの言葉を思い出し、登山を断念した。

 

 

「山は大きいでなぁ、どけえも逃げていかねぇ、天気が悪けりゃ、また来るさ」

 

長衛さん、また来ます (^_^)v