小さな音楽会が終わった。今回はレベルが高く、自分の出番も忘れて聴き入ってしまう演奏が続いた。それに比べ、私の今日の演奏は練習時の6掛けくらいの出来だったように思う。実に悔しい。上手い下手ではなく、力を出し切れなかったことが悔しい。

 

何が悪かったのだろう? 暑いのと緊張で手に汗握り、左手の滑りが悪くなった・・・譜面台の高さが合わなくて、楽譜の下の方が良く見えなかった・・・出足のテンポが速すぎて、焦ってしまった・・・などと良くもまぁ理由を考えらるものだ。余程、自分を庇いたいらしい。途中でそれに気付き、一人で笑ってしまった。理由は簡単だ。練習が足りなかったんだ。

 

十分に練習をしたつもりだったが、力を出し切れないのも練習不足が原因だ。それが分かってスッキリしたので、明日から又、練習に励もうと思う。

 

帰り道、沈丁花の花が咲いているのを見付けた。そばによると実に良い香りがした。練習不足だったが練習しなかった訳ではない。限られた時間の中で努力はしたように思う。それを見ていた神様からのご褒美かなと思い、甘い香りを思う存分嗅がせて頂いた。