出演者とお客様合わせて30名という小さな音楽会が明日開かれ、チェロを弾いて下さるK治さんと一緒に出演し、マイヤーズ作曲の「カヴァティーナ」とフィオッコ作曲の「アレグロ」を演奏する。
(カヴァティーナはロバート・デ・ニーロが主演した映画「ディア・ハンター」の主題歌)
学校では試験がないと勉強しない。ラグビーは試合がないと練習に身が入らない。書くのが好きなくせに締切りがないと書き始めない。そういう私なので、バイオリンも出番がないと練習する気にならない。だから、この三ヶ月に一度開かれる小さな音楽会は私がバイオリンを練習する上で欠かせないイベントになっている。観客の皆さま、私の練習に付き合わせて申し訳ありません。
(アレグロは軽快にという意味らしいが、スピードを上げると肩に力が入る。難しい!)
バイオリンを練習していると、ときどきラグビーのことを思い出す。コンビネーションというゲームに出る15人で行う練習があるが、これに参加すると自分のスピードが足りないことや、走るコースに無駄があることが良く分かる。力不足だとチーム全体のリズムを狂わせてしまうことまで分かり、責任を感じて落ち込んでしまう。
バイオリンでも同じことがあり、先生と一緒に弾くと音程の狂いが明らかになるし、ピアノやチェロと合わせると自分の力不足が良く分かってしまう。これを補うには個人練習を重ねるしかないが、ラグビー同様、個人練習というのは主として苦手なことを何度も何度も一人で繰り返す訳で、決して楽しい時間にはならない。
頑張ったつもりだが完璧には程遠い。しかし、「やることはやった」。ラグビーもゲーム前にはそう思ってキックオフの笛を待ったのだから、明日の演奏前にもそう思うことにしよう。

