両親の葬儀で2月はバタバタしたが、その合間に「みんなの音楽会」でバイオリンを弾いた。音楽喫茶が会場で、8名の出演者を含め30名しか入れない小さな音楽会だが、これに出るとなると嫌でも練習に身が入る。更には、私がバイオリンを弾くとは信じ難いというラグビー部の後輩、元同僚、そして取引先の女性二人から「この目で確認に行きます」と言われてしまったので、ますます練習に身が入った。

みんなの音楽会

演奏曲目は「タイスの瞑想曲」と「無窮動」で、本番の一ヶ月前になると出勤前の5分、10分でも練習に充て、ほぼ暗譜で弾けるまでになったが、弾くたびにどこか間違うし、毎回出来が違う。その繰り返しに嫌気が差し始めた頃、遅まきながら、練習の初めに肩慣らしのつもりで弾くときに一番ミスが少ないことに気付いた。楽譜に書いた「力を抜く」は多分、いろんなことに通じる心構えなんだと思う。今は止めたゴルフでも、ティーショット前の素振りはキレイだと言われていた(笑)

ハンカチ

それでも本番は肩に力が入ったが、努力の甲斐あって、皆さんからは「予想していたより上手かったですよ」と言ってもらえた。ただ、答が怖いから「どんな予想をされていたんですか?」とは聞けなかった(笑) お取引先の女性二人からはお花のブーケを頂いた、と思ったら、これがハンカチを花に仕立てたブーケだった。素晴らしい発想とセンス!

ハンカチ2

大失敗したら、「タイスの迷走曲にしてしまいました」と言ってお詫びするつもりだったが、何とかそれは免れた。これに味をしめ、次回5月の音楽会も申し込んでみようかと思っている。そういう出番がないと練習しないし、演奏前のドキドキはラグビーのキックオフを待つときの高揚感に似て、ちょっと懐かしい。