第二部の出演は成城大学合唱団の学生さん達だった。「爽やか」とはこういう歌声のためにある言葉かと思えるほど軽やかで爽やかな歌声だった。変な表現かも知れないが、贅肉が付いていない歌声とでも言おうか、聴いていて心洗われる思いがした。

特に素晴らしかったのは「未来へ」という曲で、タイトル通り、彼らには輝ける未来があるんだろうなと少し羨ましくなるほど明るい未来を感じさせる歌声だった。それから「天使にラブソングを」の「Hail Holy Queen」という曲も生き生きとした動きのある、とても楽しい曲だったように思う。

反面、偉そうに言って恐縮だが、「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌 (Do you hear the people sing?)」は迫力に欠けた。ヒュー・ジャックマンやアン・ハサウェイが出演していた映画でしか聞いたことのない歌だが、世の中に対する怒りや明日のために戦おうという決意、そして同じ志を持つ人たちを得た喜びと興奮がこの歌には込められていたように思う。そういう熱さが少し足りなかったように思う。

だから是非、同じメンバーで10年後、20年後にもう一度歌ってみて欲しいと思った。日本は平和で開かれた社会だが、それでも社会に出て働けば、いろんな矛盾や不条理を感じることと思う。そういう感情を込めればもっと説得力のある歌になるように思う。男子学生の皆さん、それを実証するために全員コーロ・カステロに入り、10年後、20年後にもう一度この歌を歌ってみて下さい。