著者のジェリー・ミンチントンはアメリカで経営者としてビジネスに携わる内に「自尊心を高め、自らの価値を確信することが人生の成功や幸福に直結する」ことに気付き、それから自尊心の研究を始められたとか。この本では自尊心を高める100の方法を紹介されている。

自尊心を高める

その100の中から、特に印象に残った3つを紹介したい。

(26番)間違ったことをしても自分を責めない。
「あなたと、あなたのすることは別だ。たとえ「悪い」ことをしてしまっても、あなたは悪い人間ではない。単に、賢明ではない決定をたまに下すことのある人間だというだけのことである。」

ちょっと安心した。しかし、だからと言って、賢明ではない決定を増やさないよう注意せねば(笑)

59番 「いい」「悪い」という判断をしない。
「私たちは出来事や状況、他の人たちをいいか悪いかのどちらかに振り分けようとする傾向があるが、100%いい出来事も100%悪い出来事も存在しない。視点によって良い面と悪い面が共存するのだから、どうせなら「いい」と考えてみよう。」

確かにそうだ。出来事にも状況にも必ず良い面か、又は未来につながるきっかけがあるように思う。それを探そうと思う。

84番 被害者意識を持たない。
「自分を弱くて無力な存在だと考えるから被害者意識を持ってしまうことがある。又は、自分が起こした問題なのに、他の人のせいにしてしまうこともある。自分の力を信じ、自分には何ができるかを考えよう。」

目からウロコ。私も被害者意識を持ってしまうことがあるが、自分が無力ではないと思えば被害に遭う訳がないと思えるし、自分の問題を人のせいにした方が楽なときには、自分で解決した方が早くて確実だと思った方が明るくなれる。試してみよう。