下戸の「戸」は律令制の最小課税単位で、家族の人数や資産によって大戸、上戸、中戸、下戸という4段階に振り分けられていたとのこと。たまたま婚礼時の酒の量が上戸の場合は8瓶、下戸は2瓶と定められていたことから、お酒をたくさん飲める人を上戸、お酒が少ししか飲めない人のことを下戸と呼ぶようになったらしい。すなわち、当時はお酒が飲みたくても、多分、家族や資産の少ない下戸は思う存分お酒を飲めなかったのだ。可哀想な下戸(笑)

下戸にまつわることわざを調べていたら、「下戸の建てた蔵はない」というのが出てきた。下戸はお酒が飲めないのだから酒代が貯まりそうなものだが、下戸には人付き合いが良くない堅物というイメージがあり、そこから世渡りも下手、商売も下手という意味になったのだろう。あぁ、やっぱり可哀想な下戸(笑)

日本酒
(明治神宮に飾られた樽酒)

更にことわざを調べていたら、「下戸の肴荒らし」というのが出てきた。お酒の飲めない下戸が酒の肴を片っ端から食べて荒らす様子をからかったもので、そう言えば私も「アテ(肴)食いのボル」と良く非難された。しかし、下戸は酒席で手持ち無沙汰になり、ついつい食べる方に回ってしまうのだから仕方ない。

だから、下戸の皆さん、私たち下戸を酒席に誘う場合は、きれいなお姉さんがいるところに限定してくれと要求しましょう。私もそういう場所なら肴には手を出さない(笑) で、多分、こういうことわざが出来る。

「下戸の無いものねだり」
「下戸の身の程知らず」
「下戸のオンナ好き」

負けないぞ!(笑)