スクラップブックを整理しているとき、亡き父が送ってきた業界新聞の切り抜きが出てきた。父は機会工具業界で長く仕事をしていたが、60歳の還暦を迎えたときに業界紙のインタビューを受けたらしい。今から30年前のことだ。私は今年還暦を迎えるが、父は私と同じ年齢のときに何を考えていたのだろう。

父らしいと思ったのは「今の若い人をどう思うか」という質問にこう答えていることだ。「船舶特攻隊員として水面を走り、戦中戦後、芋をかじってラグビーに情熱を注いだ時代が私の青春だとすれば、平和に飼育された現代の若者は感動のドラマに乏しい。しかし、情報知識の収集には優れた才能を発揮し、柔軟性に富んでいる。」
「平和に飼育された」とは厳しい表現だが、「平和呆けしてはならない」が口癖だった父からすると私たちの世代は能天気に見えたのだろう。しかし、優れた面を褒めているところは、「人の悪いが面ではなく、良いところを見なければいけないよ」と私に繰り返して諭した父らしい。父を慕う人は多かったが、父のそばにいると居心地が良かったのかな思う。
最も印象に残ったのは、今後の抱負を聞かれ「人生は常に挑戦である」と答えていることと、もう一つ、普段心掛けていることを尋ねられ「勇気を失ったものは全てを失う」と言い切っていることだ。30年前に読んだときには印象に残らなかったが言葉だが、今読み返すと、父がどのように生きたいと思っていたのかが良く分かる。
この記事が出てきたのは、還暦を迎える私に何か伝えたいという父のメッセージなのかなと思う。

父らしいと思ったのは「今の若い人をどう思うか」という質問にこう答えていることだ。「船舶特攻隊員として水面を走り、戦中戦後、芋をかじってラグビーに情熱を注いだ時代が私の青春だとすれば、平和に飼育された現代の若者は感動のドラマに乏しい。しかし、情報知識の収集には優れた才能を発揮し、柔軟性に富んでいる。」
「平和に飼育された」とは厳しい表現だが、「平和呆けしてはならない」が口癖だった父からすると私たちの世代は能天気に見えたのだろう。しかし、優れた面を褒めているところは、「人の悪いが面ではなく、良いところを見なければいけないよ」と私に繰り返して諭した父らしい。父を慕う人は多かったが、父のそばにいると居心地が良かったのかな思う。
最も印象に残ったのは、今後の抱負を聞かれ「人生は常に挑戦である」と答えていることと、もう一つ、普段心掛けていることを尋ねられ「勇気を失ったものは全てを失う」と言い切っていることだ。30年前に読んだときには印象に残らなかったが言葉だが、今読み返すと、父がどのように生きたいと思っていたのかが良く分かる。
この記事が出てきたのは、還暦を迎える私に何か伝えたいという父のメッセージなのかなと思う。