浜 矩子先生が2010年に書かれた本だが、全く5年という歳月を感じさせないのは、浜先生の分析や予想通りのことが今も起こっているからだろう。

浜先生の言い方を借りると「グローバル化が強いデフレ力学を内包している」となるが、要は、グローバル化するとデフレになるという因果関係の存在に言及されている。
先日来、伝えられている通り、中国の人件費が上昇すると、さらに安い人件費を求めてバングラデシュやミャンマーに工場が移転を始める。その結果、歯止めのない安売り競争が今も続いている。すなわち、物の値段と人(労働力)の値段を巡って激烈な競争が世界レベルで起こると、これがデフレを助長する訳だ。「ユニクロ型デフレ」とは、このグローバル化が引き起こすデフレのことをおっしゃっている。
一方では、金融の世界もグローバル化され、かつてない程の規模でお金が世界を駆け巡る。投資や投機と呼ばれるこれらのお金は利益を求めて儲かりそうなところに集中するから、結果として「資産インフレ」が起こる。浜先生はこれを「実物デフレと資産インフレの共存」とおっしゃっているが、今まさに日本で起こっている現象ではないかと思う。
(続く)

浜先生の言い方を借りると「グローバル化が強いデフレ力学を内包している」となるが、要は、グローバル化するとデフレになるという因果関係の存在に言及されている。
先日来、伝えられている通り、中国の人件費が上昇すると、さらに安い人件費を求めてバングラデシュやミャンマーに工場が移転を始める。その結果、歯止めのない安売り競争が今も続いている。すなわち、物の値段と人(労働力)の値段を巡って激烈な競争が世界レベルで起こると、これがデフレを助長する訳だ。「ユニクロ型デフレ」とは、このグローバル化が引き起こすデフレのことをおっしゃっている。
一方では、金融の世界もグローバル化され、かつてない程の規模でお金が世界を駆け巡る。投資や投機と呼ばれるこれらのお金は利益を求めて儲かりそうなところに集中するから、結果として「資産インフレ」が起こる。浜先生はこれを「実物デフレと資産インフレの共存」とおっしゃっているが、今まさに日本で起こっている現象ではないかと思う。
(続く)