伊藤忠商事東京コーラス部のコンサートに出掛けた。

伊藤忠コーラス部

日本の民謡、ヨーロッパの世俗曲、混声合唱とピアノのための「花に寄せて」、そして、モーツァルト作曲の「ミサ・ブレヴィス」と、趣きの異なる4つのステージが準備されていた。それぞれに美しいハーモニーや独特のリズムがあり楽しませてもらったが、私にとっては「ミサ・ブレヴィス」の演奏が一番印象に残るものとなった。

ミサ・ブレヴィスとは短く簡潔なミサ曲という意味だそうだが、モーツァルトの生地、ザルツブルクの大司教が音楽に理解のない人で、ミサの時間が長くなるのを嫌って短く簡潔なミサ曲を好んだのだとか。モーツァルトもそれに従わざるを得なかったようだ。

演奏にはバイオリン、ビオラ、チェロの弦楽器が加わり、荘厳だが明るく華やかな演奏だったように思う。又、各パートから一歩前に出て独唱された方々の歌声にも惚れ惚れしたし、目を閉じて聞くと本当に教会の中に座っているような気がしたから、心のこもった素晴らしい演奏だったのだと思う。