毎年、何か新しいことに挑戦すると決めたが、今年は未だテーマが見つからない。それを同僚に話したら、「フルマラソンはどうですか?」と言われた。走るのは1日1時間が限界の私なので、「3泊4日なら完走できるかも」と答え、大笑いされてしまったが、それがキッカケになってマラソンのことを調べ始めたら、こんな写真が出てきた。

女子マラソン

1967年、ボストン・マラソンでの一コマだ。ゼッケン261を付けた女性を後ろにいる主催者側の役員が捕まえようとしているが、一体なにがあったのか? 彼女は何か不正をはたらいたのか? 違う。彼女は「女性だからコースから連れ出されようとしている」のだ。

今となっては想像もできないが、1897年に始まったボストン・マラソンは女性の参加を認めない男性だけのマラソン大会だったのだ。もっと言えば、当時は女性に参加が許されたマラソン大会などなかったのだ。

そんな中、写真の女性、キャスリン・スウィッツァーさんは K. V. Switzer という名前で登録して出場し、何とか最後まで走り切ったらしい。沿道の市民からは拍手や声援が彼女に送られたとあるから、女性に門戸を開こうという大きな時代の流れがあったのだろう。

それから5年後の1972年、ボストン・マラソンは女性の参加を正式に認めるようになるが、多分、キャスリンさんはそうなることを望んで走ったのではなく、とにかくマラソンに挑戦してみたかったのではないか。挑戦を続けるには目標や責任感も必要だろうが、挑戦に踏み切る原動力になれるのは好奇心のみだと思うから。さて、私はそこまでマラソンに好奇心を持てるかどうか・・。