年末恒例の「ピーマン会」に参加した。

高校時代の運動部仲間が在学中から12月30日に催している忘年会だ。ラグビー、バスケット、フェンシング、剣道、陸上競技・・と熱中したスポーツは異なるが、全員が延々と続く練習や一度は逃亡を考える夏合宿、先輩からのシゴキ、怪我との戦い、勝つ喜び、そして敗けたときの惨めさを経験し、共有しているから、誰も口には出さないけれど、居心地の良い一体感と安心感がある。

ピーマン会

さて、このピーマン会という名は「頭がピーマンのように空っぽ=関西弁で言うところの阿呆」から付けられたが、この会に出てみんなの顔を見た瞬間から気が緩み、「阿呆」「ボケ」「どついたろか」「ええ加減にせえよ」の応酬になる。中には弁護士や国家公務員のキャリア組、ハーバード大学でMBAを取った秀才なんかもいるのだが、機嫌良く酔っ払ったおじさんにしか見えない。

間もなく還暦を迎える大人がこんなことで良いのかなとも思うが、社会に出たり家庭を持ったりすると、ついつい自分が負ってしまった役割を努力して演じることもあるだろうし、言いたいことをぐっと飲み込み口を閉ざすこともあるに違いない。そういう意味では、家庭にいるときよりも無防備になれるのがピーマン会なのかも知れない。

ラグビーやサッカーにはハーフ・タイムという前後半の間に取る休息の時間があるが、このピーマン会はみんなにとって年一回のハーフ・タイムなのかなと最近感じる。尤も、昔、ハーフタイムで口にしたのは水とレモンだったが、今はビールにワイン、日本酒に焼酎・・・こら、お前ら、ちょっと飲み過ぎや!寝るのは早い。これから東京に戻る俺を見送ってからにせい!(笑)