明治を応援していたので、大変悔しい。

6ー31は完敗だし、ノートライに抑えられたのは反省すべきだが、多分、帝京のディフェンスが予想以上に速く、厚く、突き刺すような勢いがあり、それを打ち破ることができなかったのだろう。しかし、後半だけを見れば0ー7だから、惜しむらくは前半の失点だ。

前半に4つのトライを奪われているが、25分と37分のトライは明治ゴール前のラインアウトからモールで持ち込まれたものだし、トライには至らなかったが、23分にも明治ゴール前のラインアウトから帝京はモールでゴールまで迫っている。帝京はこのパターンに自信を持っているんだろうから、自陣ではうっかりペナルティを取られるような反則ができない。

14分のトライも明治ゴール前のモールから奪われているが、とにかく帝京の選手は身体も大きいが身のこなしがしなやかで、ゴリ押しというよりディフェンスの一番弱いところを探しては突いてくる。厄介な相手だが、やはり一人目のタックルが非常に重要で、これが練習台のように受けてしまうと、もう手が付けられなくなるように思う。

31分のトライは明治の自陣ゴール前からの反撃をターンオーバーされ、インゴールに蹴り込まれたボールを右ウィングに押さえられたものだが、明治のSOにタックルしてチャンスを作ったのは帝京のフッカーだ。彼は他の場面でも好タックルを決めているし、左プロップの選手もBKディフェンスの裏に出てきた明治CTBに強烈なタックルを見舞っていた。素直に敬意を評したい。

FWだけではなく、BKの走力も大したもので、味方の誰かがパスを受けた時点でスイッチが入るのか、ボールを持つ選手が孤立する場面がない。選手が点で移動するというよりは、面で移動するという感じだろうか。基本に忠実と言えばそれまでだが、このスイッチの入り方は見事だと思う。きちんと練習している・・帝京の試合運びを見るとそう思わざるを得ない。

先日の早稲田も今日の明治も、意図的にキックを封印しているのだろうが、帝京相手に自陣ゴール前で戦うのは分が悪いと思われるので、大学選手権の本番ではもっと地域を意識した戦い方をしてくるのかなと思う。慶應はどのような戦いを挑むのだろう。それも楽しみだ。