同志社対天理のラグビーゲームをテレビ観戦した。8時からの放映で既に結果を知っていたが、前半20ー0から終了直前にトライを奪われ、実に嫌な終わり方をしていた。生で応援観戦していた人たちはドキドキしながら後半を迎えたことと思う。

結果的には、後半5分、右WTB松井が彼にしか走れないであろうコースを見事に走り切って値千金のトライを奪い、27ー7としたことが同志社に余裕を与えたように思う。後半17分と25分に同志社は天理にトライを許し、27ー19まで迫られているが、松井のトライがなければ天理はもっと勢い付いていただろう。

ただ、このゲームの立役者は第3列の土井、田淵、末永、そして両CTBの木村、石田かなと思う。天理の両CTB、トンガとケレビはいずれも馬力のある選手だが、同志社の第3列と両CTBが勢い良く前に飛び出し、彼らとの間合いを詰めることで、彼らがトップスピードに入ることを許さず、又、プレーの選択肢を狭めていたように思う。素晴らしいディフェンスだった。

昨日のブログで、突き刺すようなタックルは他のプレーヤーを熱くすると書いたばかりだが、このゲームでは第2列や第1列まで前に踏み込むタックルを見せていた。そういうプレーを引き出したのも第3列と両CTBだと思う。ゲーム後、インタビューを受けた田淵主将が「準備していたことが出来た」と答えていたように思うが、私自身は全く心の準備ができていなかったので、その田淵主将の表情を見ながら胸が熱くなり、ホロっとしてしまった。

次も勝ってくれ!