所属するコーラスグループ「うたおう会」で "Stand Alone" を歌った。

坂の上の雲

作詞 小山薫堂、作曲 久石 譲、司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」をNHKがドラマ化した際の主題歌だ。メロディーも素晴らしいが、静かだが力強い決意と意志を語る詞が胸を打つ。

ちいさな光が 歩んだ道を照らす
希望のつぼみが 遠くを見つめていた
迷い悩むほど 人は強さを掴むから 夢を見る
凛として旅立つ 一朶の雲を目指し

近代国家を目指す日本にとり、ロシアやヨーロッパ諸国の列強は坂の上に見える雲だった。その一朶の雲を目指し、凛として出発しよう。この「凛として」というところに、"Stand Alone" 、すなわち独立を求めて立ち上がった明治の人たちの気概を感じる。

折しも、スコットランドの住民投票では独立が反対55%で否決されている。これについては色々な見方があると思うが、私自身は人から意見を求められると「ポンドを使えなくなったり、大手企業が撤収するようなことがあると、経済的な損失が大きいのではありませんか」と答えていた。実際のところは分からないが、新たに得るものより既にあるものを失うことを重要視すれば、人の判断は保守的になるように思う。

さて、私自身はどうなんだろう。
同じ日本人なのに、明治の人たちの「凛として旅立つ」気概があるのかどうか。「迷い悩むほど人は強さを掴むから夢を見る」のだとすると、そこまで迷ったり悩んだりしているのかどうか。豊かで平和な時代に生まれたことに感謝せねばならないが、その中で安穏とし過ぎてはいけないように思う。