9月8日付「日経MJ」の第一面に「接待復活、笑う高級店、一人5万円も、芸者フル稼働」という賑やかでセンセーショナルなタイトルが躍る興味深い記事が出ていた。

接待費

国税庁によると企業の接待費のピークは1992年の6兆円、これがリーマンショック後は半分の3兆円にまで落ち込み、昨年やっと下げ止まったとのこと。背景には景気回復や税制改正があるという解説だが、ともかく、お金が回るのは良いことだ。

この記事を読んでいて、初めて銀座のクラブで接待された時のことを思い出した。貫禄のあるお客さんや艶やかなホステスさんに囲まれ、入社2~3年目のヒラ社員だった私はさぞかし場違いに見えたのだろう。一人のホステスさんに「ここはね、あなたみたいな人が来る所ではないの」と言われてしまった。その通りだと思ったが、少し悔しかった。

後日、親父にその話をした。親父は話を聞くとニヤリと笑い、「そうか」と答えると、こう続けた。
「そういう店ではな、ホステスさんを喜ばせるのが『遊び』なんや。それが出来る人を『粋』というんや。」
父はいつも回りの人を笑わせ、和やかな表情にさせていたから、夜の祇園や先斗町でもそういう遊びを実践していたのだろう。

それから年月を経て、年齢だけなら「あなたみたいな人が来る所ではないの」と言われなくなっていると思うが、果たして父が言ったような遊びが出来るのかどうか。試してみたい気はするが、家族が聞いたら「私たちが美人ホステスさん役をしてあげるから、うちで練習しなさい。さ、早く喜ばせなさい!」と言われそうだ((((((ノ゚⊿゚)ノ