3年前、ユニクロの柳井社長が「2020年に売上を5兆円にする」という目標を発表された。当時の年商は1兆円にも満たなかったので、ずいぶん思い切ったことをおっしゃるものだ、と驚いた記憶がある。しかし、その後、ユニクロは着々と拡大を続け、今年8月の決算予測では売上が1兆3700億円に達すると発表している。
この成長を牽引しているのは海外での新規出店で、中国、台湾、香港、韓国、欧州、米国、豪州と積極的な出店を重ねておられる。7月には偶然、パリでユニクロを見付けたが、工場の跡地に出来たお店らしく、中央に煙突がそびえ立っていた。そういうユニークな空間の中で、お洒落なお客さんが熱心に商品を見ていたように思う。

そのユニクロの渋谷店でジーンズを買ったときのことだ。目の前を通り掛かった店員さんに商品の場所を訊ねようとしたのだが、ちょうど接客中だったようで「申し訳ありません」と謝られてしまった。元よりユニクロで丁寧な接客など期待していない私は不愉快になることもなく、自分で商品を探し始めたのだが、突然、後ろから声を掛けられた。
「何をお探しですか?」
振り向くと、一人の店員さんが立っておられる。どうして?と思ったのだが、多分、先程すれ違った店員さんが別の店員さんに商品を探しているお客がいると連絡されたのだろう。まさか、ユニクロで気の利いた接客など受けられる訳がないと思っていた私にとり、この連携プレーは実に新鮮で、正直言うと驚いた。
(続く)
この成長を牽引しているのは海外での新規出店で、中国、台湾、香港、韓国、欧州、米国、豪州と積極的な出店を重ねておられる。7月には偶然、パリでユニクロを見付けたが、工場の跡地に出来たお店らしく、中央に煙突がそびえ立っていた。そういうユニークな空間の中で、お洒落なお客さんが熱心に商品を見ていたように思う。

そのユニクロの渋谷店でジーンズを買ったときのことだ。目の前を通り掛かった店員さんに商品の場所を訊ねようとしたのだが、ちょうど接客中だったようで「申し訳ありません」と謝られてしまった。元よりユニクロで丁寧な接客など期待していない私は不愉快になることもなく、自分で商品を探し始めたのだが、突然、後ろから声を掛けられた。
「何をお探しですか?」
振り向くと、一人の店員さんが立っておられる。どうして?と思ったのだが、多分、先程すれ違った店員さんが別の店員さんに商品を探しているお客がいると連絡されたのだろう。まさか、ユニクロで気の利いた接客など受けられる訳がないと思っていた私にとり、この連携プレーは実に新鮮で、正直言うと驚いた。
(続く)