登山には、世界が広いことを思い出させてくれる良い面がある。

甲府を望む
(仙水峠から甲府を望む)

普段、私たちが見ている世界など、せいぜい20mか30m先までで、勤務先では同僚や取引先の顔、書類、そしてパソコンの画面くらいしか見ていないような気がする。

山3
(栗沢山から伊那方面を望む)

せっかく外出しても、地下鉄に乗ればスマホを食い入るように見つめるか、忙しく指を動かすばかりで、周りの人のことすら見ていない。

仙丈ヶ岳
(栗沢山から仙丈ヶ岳を眺める)

その点、山に登ると一気に視界が開ける。青い空、白い雲、緑の山々、多くの動物や植物を育む豊かな自然。

栗沢山
(今回登った栗沢山を山小屋から望む)

しかし、ここに一人取り残されたら、と想像していつもゾッとする。私は自分の非力を認めざるを得ないし、何より、世の中が自分を中心に回ってはいないことを思い知らされる。だから、私のような直ぐに調子に乗ってしまう輩は、ときどき山に登り、謙虚な気持ちを取り戻すべきなのだろうと思う。

誰か今、「毎日登れ」とおっしゃいましたか?(笑)