そんな言葉があるのかどうか知らないが、日本維新の会の分党騒ぎを見ていると、何か新しい問題が起こったのではなく、これまで隠されていた問題が露呈してしまったのだと思えてくる。言ってみれば、満ち潮で全く見えなかった大小の岩が、引き潮になった途端、はっきり見えてしまったという感じだろうか。

きれいに別れようという選択肢が政治的にどうなのかは分からないが、橋下さんも石原さんも表立っては相手のことを批判したり中傷したりしなかったのは良かったと思う。お互いに言い分はあったろうが、それを口にすることは醜いばかりで、何の利点もなかったように思う。

友人関係も取引関係も始まるときは希望に満ち、お互いに相手を尊重し、補い合い、素晴らしい未来を共有したいと願う。就職や結婚も同じだろう。言わば、満ち潮での船出だろうか。それが、状況の変化や意見の食い違いで引き潮になるとゴツゴツした岩場が出現してしまう。

そこでどうするかがオトナとコドモの分かれ道になり、オトナたるもの、露出してしまった岩に腰掛け、ゆったりと微笑み、自分の失敗を静かに振り返って次の満ち潮を待つ。決して泣き叫んだり、言わんや周りの責任にしてはいけないということかと思う。

美輪明宏さんの言葉、「悩んで落ち込んだとき、必要なのは理性。いらないのは感情。原因をクールに分析して、解決方法を見つける習慣を」。これまで感情に任せて大騒ぎしてきた私だが、次に引き潮に遭遇したときは、あり余る感情を封印し、なけなしの理性を総動員して事に当たりたいと思う(^O^)/