同級生の死は早過ぎたと思うが、人間誰しも明日のことは分からない。そんなことを考えていたら、スティーブ・ジョブスの言葉に巡り合った。彼にガンが見付かり、その手術を受けた翌年、2005年にスタンフォード大学の卒業式で学生に語り掛けた言葉らしい。

"Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose. You are already naked. There is no reason not to follow your heart."

「あなたもいつか死ぬんだということを思い出すのは、何か失うものがあると考えてしまう思考の罠に陥らないための最良の方法だ。あなたは既にまっ裸だ。心の声に従わない理由など何一つない。」

意訳すれば、自分もいつかは死ぬということを思い出せば、失うものなど何もないことに気付く筈だ、心が望むままに生きれば良いのだ、ということだろうか。亡くなった同級生も、ラグビーの練習を終え、「先に風呂に入るぞ」とタオル一枚持って風呂場に向かうように去って行ったように思う。自分もそうしていずれ去って行くことになるなら、確かに失うものなどないし、思う通りに生きれば良いのだという勇気が湧いてくるように思う。