鎌田先生が、もう一つ、面白い話を紹介されている。人類学者のクリスティン・ホークスという人が狩猟採集民族を研究しながら、なぜ、ヒトには「おばあさん」という存在が生まれてきたのかを研究されたらしい。多くの生物は繁殖という大きな目的を遂げるとほぼ同時に命を終えるのに対し、ヒトのメスは生殖機能を失っても長生きする。しかも元気に。その理由は何か?
ホークスさんは様々な知識を備えている経験豊かなおばあさんに着目し、生物学的に未熟な状態で生まれた子どもの面倒を見るためだという「おばあさん仮説」を唱えておられる。あばあさんが若い世代の子育てを助けることで、ヒトは多くの子どもをもうけることが可能になったという説だ。これが事実なら、少子高齢化に悩む日本には研究に値する説だと思うがどうだろう。
最後に、鎌田先生は我々の祖先がアフリカから出た理由につき、「他の土地に行けば、もっと面白いことがあるという好奇心があったからでは」と書いておられる。私もそう思う。人はその遺伝子を引継ぎ、本能的に新しいものに興味を示し、怖い反面、興奮するようになっているのではないか。明日のことが分からないから、ドキドキしながら迎えているとも思えてくるのだ。
そういう人生を可能にする好奇心と勇気を持ちたいと思う。
ホークスさんは様々な知識を備えている経験豊かなおばあさんに着目し、生物学的に未熟な状態で生まれた子どもの面倒を見るためだという「おばあさん仮説」を唱えておられる。あばあさんが若い世代の子育てを助けることで、ヒトは多くの子どもをもうけることが可能になったという説だ。これが事実なら、少子高齢化に悩む日本には研究に値する説だと思うがどうだろう。
最後に、鎌田先生は我々の祖先がアフリカから出た理由につき、「他の土地に行けば、もっと面白いことがあるという好奇心があったからでは」と書いておられる。私もそう思う。人はその遺伝子を引継ぎ、本能的に新しいものに興味を示し、怖い反面、興奮するようになっているのではないか。明日のことが分からないから、ドキドキしながら迎えているとも思えてくるのだ。
そういう人生を可能にする好奇心と勇気を持ちたいと思う。