言い方は悪いが、足腰が弱り、頭も呆け始め、肉体労働も頭脳労働も不得手になってしまったが(貿易収支の赤字)、稼いだお金(貿易黒字)で買っておいたアパート(国債や株式)からの家賃収入(配当や金利)があるという「大家さん」みたいな国だろうか。

そういう意味では、「日本を取り戻す」というよりは「新しい日本を考える」方が現実的のようにも思うし、今後も少子高齢化が進むのであれば、「大家さん国家」という呼び方や概念こそ相応しいのではないかと私は勝手に思っていた。又、この概念なら、円高の方が海外に資産を求めたり、必要なものを輸入する場合にはメリットがあるし、無条件に円安の方が良いとも言い切れなくなってくる。

そこに飛び込んできたのが「老楽国家論」という浜先生の本のタイトルだったので、大いに期待して読み始めた訳だ。そして最初に戻るが、出だしは相性が良かったと思う。ところが、日本の指針を模索すべく、イギリスやフランス、スイス、ルクセンブルク、ベルギー、そしてデンマークという歴史的にも文化的にも、そして地理学的にもややこしいヨーロッパの中で逞しく生き抜いている国々が出てくる辺りから私には少々分かり辛くなってしまった。

多分、私には少子高齢化が進む所得収支が黒字の国としては日本が先頭を走っているという気持ちがあり、だからこそ「日本にはこれだけの資産が海外にあり、年間、これだけの家賃(配当、金利などの所得)が入ってくる。よって、このようなライフスタイルを推奨すれば、少子高齢化が進む環境でも心配無用!」みたいな具体的提言や主張が欲しかったのだと思う。う~ん、この際、自分で調べてみようかな(^O^)/