八坂神社から知恩院に抜ける道の途中に「いもぼう平野屋本店」がある。直ぐそばに「いもぼう平野屋本家」というのもあってややこしいが、我が家は「本店」さんの方を贔屓にしていたように思う。ちょっと隠れ家的な佇まいで、美しい女性とでも行けばサマになるのだろうが、そんなことが叶う訳もなく、京都に住む兄と二人でお邪魔した。見咎められる心配はなかったが、色気も全くなかった(笑)

いもぼう

これが「いもぼう」だ。おいもは柔らかく、表面はねちねち、中はほくほくという感じだろうか。一口目も二口目も三口目も美味しい。棒鱈の方は、一度は乾燥させたものだから、水に浸け時間を掛けて戻しても歯応えのある食感が残っている。しかも、長時間煮るので骨までさくさくと食べられる。その異なる食感がたまらなく美味しい。あぁ、書いている内にもう一度食べたくなってきた(笑)

いもぼう

いもぼうを中心に様ざまなお料理がセットになった定食が準備されているが、私はここの「だし巻き玉子」も大好きで、必ず食べさせてもらう。艶やかな表面、しっとりした中身、噛むうちに口の中にじわっと広がってくるお出汁の味。あぁ、これももう一度食べたくなってきた(笑)

出し巻き卵

健康であれば、こうして大好きなものを食べられる。健康に感謝。そして、ご馳走してくれた兄に感謝。同じ血が流れている筈だが、兄は温厚で、不平や不満、人の悪口を言うのを聞いたことがない。私より先に生まれているから、両親の良いところを先に取ってから生まれてきたのだろう(笑)

お店を出るとき、海老芋が飾ってあることに気付いた。デカイ!

海老芋