前半、大体大は1トライ、同志社は2PGに33分の1トライ(ゴール成功)を加え、スコアを13対5としたところで後半を迎えた。


【後 半】


キックオフのボールを追いかけたWTBの松井がそのままタックルに飛び込んだ。前半、甘いタックルが目に付いた松井だっただけに、「やれば出来るやん!」と嬉しくなった。3分には左フランカーの田淵が大体大のロックに強烈なタックルを見舞った。更に4分には、FB藤本が早い出足で低いタックルを決め、相手のパスミスを誘っている。後半のスタートは良かったのだ。


9分、大体大のキックから、渡辺→松井→秋山とつなぎトライを決める。18対5。15分には西林からCTB木村につなぎ大きくゲイン、相手の反則を誘い、PGを決めて21対5とした。16点差ということは、2つ取られても大丈夫な点差だ。しかも、スクラムが安定し、同志社は攻守に亘り優勢にゲームを進めている。


「これは勝てる」


そう私は思ったし、後から振り返ると、選手たちの中にそう思った者が相当数いたのではないか。もう一度、この時間帯からゲームを観てみたいと思うが、同志社はこの後、稼働率の低い、全く別のチームになってしまったように思う。


16点差とした僅か4分後に、ラインアウトから同志社はトライを奪われる。何の抵抗もなくゴールに達した大体大の選手の方が驚いたのではないかというトライだった。同志社にとっては全く「想定外」のトライだったのだろうが無防備に過ぎる。15人のプレーヤーがどこに立ち、どこを見ていたのか知りたいところだ。


それから2分後にも同志社はトライを奪われ、21対19の2点差に迫られる。正に、「二つ取られても大丈夫な点差」だったことを証明した訳だが、私はメモに、「ピッチャーとキャッチャーのキャッチボール」と書いている。大体大のアタックはピッチャーが投げるボールのようで、これに対し、同志社のディフェンスはピッチャーにキャッチャーが投げ返す山なりのボールのようだ、という意味だ(笑) いやいや、笑っている場合ではないか。


それでも、30分には防戦一方の中でNo.8の西林が素晴らしいタックルでピンチを救っているし、その後は大体大のゴール前で同志社は良くボールをキープし、35分の宮島のトライを生んでいる。26対19。「同志社に油断があったが、最後は持ち堪え、26対19で逃げ切った」で終わると私は確信した。


しかし・・・その僅か2分後に同志社は同点となるトライを奪われる。是非、15人のプレーヤーがどこに立ち、どこを見ていたのかを知りたいと再び思う。


こういう戦い方をすると、チームの哲学や精神やゲームプランなど、全てが否定されてしまいがちだが、同志社にも良いプレーはたくさんあったし、闘志の衰えない選手はいた。ただ、同じ時間帯に慶應義塾から69点を奪った早稲田のことを考えると、この日、早稲田が見ていたのは大学日本一への道、同志社が見ていたのは大体大への勝利だったのかなと思う。


素晴らしい力を持っているのだから、16点差を付けて一休みするなど、考えてもいけない。次こそは、ノーサイドの瞬間に立っていられなくなるようなゲームを見せて欲しいと思う。


ボルネオ7番のブログ-東大銀杏並木
東大駒場キャンパスのイチョウ並木も黄葉が進む。

ラグビーもいよいよこれからが勝負(^O^)/