後半15分の時点で16点差を付けていた同志社がそのリードを守り切れず、結局、26対26で引き分けた。同志社OBだからそれを悔しく思い、勝てたゲームやのに何してるねん、と言いたくなるが、前半のゲーム開始から20分間は大体大のペースだったし、後半15分以降の25分間も同志社は明らかに押されていた。合計45分間は大体大が優勢だったとも言えるのだ。


【前 半】


ゲーム開始直後から大体大の前に出るシャープなディフェンスが目立った。これに対し、同志社は勢いのある大体大のアタックを前で止めることができず、じわじわ後退を余儀なくされた。メモには「同志社のタックル高い。2人目遅い。ボール生きてる」と書いている。


15分には同志社のCTB林、フランカーの末永、SO渡辺が切れ味のある走りを見せて大きくゲインしているが、流れを変えたのは20分にCTB木村(林?)がラインディフェンスで見せた鋭いタックルかなと思う。初めて大体大の足が止まったように見えた。


又、それまで不安定だったスクラムがやっと安定し、同志社のBK陣から見ると、やっと大体大のディフェンスとの間にさまざまな攻撃の組立てを考えられる間隔が開いたように思えたのではないか。その後は、FWからボールが供給される度に「渡辺は何を仕掛けるのかな?」とワクワクできるゲーム展開になったように思う。


24分には秋山の突進から同志社の攻撃が始まったが、大体大の退きながらのディフェンスが同志社の自由自在なパスワークを引き立てていたし、私はメモに、「FWの合言葉を『BKにスペースを』にしてはどうか?」と書き込んでいる。そのFWは37分に大体大ボールのスクラムを押し込んでマイボールにしている。


第一列の安定も見たし、スペースをもらったBK陣が自由に切り込んで行く姿に歓声も上げた。

「これは勝てるな」

と思い、ニヤニヤしたのだが、これが甘かったことに気付く(苦笑)


(続く)