楽天と巨人が日本一を競っている最中、川上哲治さんが亡くなられた。私の記憶にある川上さんは選手ではなく、ジャイアンツでV9を達成された名監督だが、川上さんが「打撃の神様」と称されていたことは知っていた。その川上さんが残された有名な言葉だ。
「ボールが止まって見える」
野球は経験がないので何とも言えないが、これがラグビーなら、「タックルに来る選手が止まって見える」かな、といつも想像していた。相手の選手が止まって見えるなら、その間隙を縫って走り抜くことも容易になるだろう。川上さんはそれくらいボールを見極められたから、打撃の神様になれたのだと思う。
一方、アメリカには「野球の神様」と称されるベーブ・ルースがいる。私が生まれたときには既に亡くなっておられたが、それでも私はその名を知っているのだから、アメリカだけではなく日本でも伝説のように語り継がれてきた名選手なんだろう。そのベーブ・ルースが残したと言われている言葉だ。
「守備の甘いところに打つのがコツだんだ。だから俺は場外へ打つ」
これを聞いたアメリカの記者や観客は、その瞬間に大笑いして拍手したのだろうか。アメリカという国は、大法螺はダメにしても、多少の大言壮語やそれを面白く語れるユーモアのセンスは受け容れる文化があるように思う。
これをラグビーに例えれば・・・・「ダンボールしてもラックの下敷きにならないことがコツなんだ。だから俺はインゴール以外ではダンボールしない」・・・・かな?
因みに、私が現役選手の頃に止まって見えたもの」夏の練習中の時計(なかなか時間が進まない!)、ダンボールの多かった場所はもちろん、ゴールの遥か手前だ(笑)
