インド人の友人からジョークが届いた。
Teacher: Where is the capital of India?
Student: In Swiss Banks.
教師: インドの首都(capital)はどこですか?
生徒: スイスの銀行の中です。
ここまで読んで、"Capital"を「首都」ではなく、「資本」や「資産」という意味で使っていたことに気付く。生徒は先生の質問を、「インドの資産はどこにありますか?」だと思い、「スイスの銀行の中にあります」と答えた訳だ。スイスにお金を隠しているインドのお金持ちを皮肉ったジョークなのだろう。
では、日本の資産はどこにあるのか?これについては以前にも書いたが、日本の経常収支が黒字なのは貿易赤字を補って余りある所得収支のお陰だから、日本の資産は米国を始めとする海外に蓄積されている訳だ。そういう利子や配当を生む海外資産を購入するには円高の方が都合が良いから、単純に円安にすることが国益につながるとは言い切れないのが現状なのかなと思う。
もう一つ、日本の経営資源だと言えるのは、やはり人のクオリティなのかなと思う。海外で買物をしたとき、レストランで食事をしたとき、ホテルにチェックインしたとき、等々、当たり前なのかも知れないが、いつも相手側のペースや仕事の進め方にこちらが合わせていたように思う。しかし日本では、相手側が私の(ということは顧客側の)ペースや感情を優先してくれているように思うのだ。
例えば、今夜、東急のれん街の「仙太郎」で買い物をした際、5000円札を出して4000円と小銭のお釣をもらったのだが、1000円札が全て表向きに統一され、上下もきちんと揃えられたものを手渡された。こういう光景は海外で見たことがなくて、大抵、くしゃくしゃのお札が表裏、上下バラバラに束ねられているところから無造作に必要な枚数だけ抜いて手渡される。
今夜、更に感心したのは、4枚目の1000円札の角が少し折り曲がっているのに気付いた店員さんが、「失礼しました」と言ってきれいに伸ばし、それから私に手渡したことだ。こんなことは海外では先ず経験できない。「お客様は神様だ」という精神が一番浸透しているのは間違いなく日本なんだと思う。ユニクロ商品が中国で人気と聞くが、モノ(品質)で売れているのか、人(接客)で売れているのか、聞いてみたい気がする。