取引先のある浅草を訪れた。約束の時間まで少し間があったので、近くをブラブラしていたら小さな神社が見え、何か赤い実がなる木が見えた。近付くと「黒船神社」とあった。何かペリーの黒船と関係があるのかなと思ったのだが、浅草のこの界隈は昔、黒船町といったらしい。なるほど。
そして、大きな赤い実は「ザクロ」だと分かった。木になっているザクロを見たのはこれが初めてで、しばらく眺めていたのだが、やがて子供の頃、「ザクロの味は人肉に似ているんや」と聞かされたことを思い出した。これは一体誰が言い出したことなんだろう。実際に両方食べた人がいるんだろうか((((((ノ゚⊿゚)ノ
そう思って調べたら、鬼子母神の話が出てきた。元々、鬼子母神は500人の子の母でありながら常に他人の子を捕らえては食べるという残忍な性格だったとのこと。それを知ったお釈迦様は彼女が最も愛していた末子ビンガーラを隠してしまわれたとか。彼女は嘆き悲しみ、そして、子を失う母親の苦しみを初めて味わった彼女は心を入れ替え、仏教に帰依したのだという。
その際、お釈迦様が彼女にザクロの実を与え、これからは人肉を食べないよう約束させたという伝説から、ザクロの味は人肉に似ているという俗説が生まれたらしい。仏像屋さんのHPを見ていたら、実際、右手にザクロを持っておられる鬼子母神像が出てきた(@_@)
かつては人を殺めた右手でザクロを握り締める鬼子母神・・・伝説とはいうものの、お釈迦様との約束を守らんとする鬼子母神の強い意志を感じさせる。

