ユニクロの年商が一兆円を突破した。


売上は昨対23%の伸びだが、中味を見ると国内売上の成長率10%に対し、海外売上は64%の伸びだ。海外進出に加速が付いてきたということだろうが、ユニクロが最も注力しているのはやはり中国市場だろう。


9月30日には上海に新しいショップがオープンした。8000平米というユニクロにとっては世界最大のショップだが、10時の開店前から大勢の中国人が押し寄せ、列を作って開店を待ったらしい。しかし、何故こんなにも人気があるのか?ユニクロの商品には中国製が多い筈だ。


ある新聞記事は、その人気の理由を、「ユニクロの商品は日本製ではなく中国製だが、言ってみれば、日本品質の中国製だから」と分析していた。なるほど、説得力がある。それで思い出したのが、加藤千洋先生のお話だ。


加藤先生は元朝日新聞の記者で、テレビ朝日の報道ステーションではコメンテーターを務められたりもしたが、現在は同志社大学大学院グローバルスタディーズの教授として活躍されている。先日、千葉県の校友会に講師として招かれ、中国について語られたのだが、それを聞く機会に恵まれた。


印象に残るお話がいくつもあったが、その一つは、「中国では空気汚染が問題になっていますが、反日デモに参加した中国人の中には、解散後、デパートに立ち寄り、日本製の空気清浄機を買って帰る人がいるんです」というお話だ。思想や考え方は異なっても、消費者としては私たちと重なる部分があるように思い、急に親近感を覚えた。


(続く)


ボルネオ7番のブログ-千葉校友会1

(校友会千葉支部の校友が描かれた油絵。素晴らしい才能に脱帽)