日比谷の小さな映画館で観たのだが、これが満席((((((ノ゚⊿゚)ノ
メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズが結婚31年目を迎えた夫婦を演じる。「もう一度、結婚当時の愛情を確認したい」と願う妻、「な、なんだ急に。いまさら・・」と逃げ出そうとする夫の姿をコミカルに描く。
夫婦間のセックスが重要なテーマとして出てくるので、私自身はトミー・リー・ジョーンズと一緒に逃げ出したくなったが、多分、子供たちが成長して巣立ち、久し振りに二人だけの生活を始めたとき、大いなる変化を遂げてしまった伴侶に改めて気付き、それがこれからの人生を考えるきっかけになるということだろう。
男は結婚して夫となり、子供ができると父となる。女性も同様に結婚して妻となり、子供ができると母となる。ただ、子育てが終わったとき、男と女では異なる変化を迎える。すなわち、女性は母や妻から女性に戻る。そして、男性としての夫を見る。しかし、男性は父や夫から男性に戻るのではなく、もう一歩、飛び越えて男の子に戻ってしまう。どうだろう。
映画の中のトミー・リー・ジョーンズを見ていると、単に駄々をこねている子供にしか見えない。そして、それが許されてきたのはメリル・ストリープの母性のお陰なんだと直ぐに分かる。彼女はまるでお母さんのように夫の世話を焼いているのだ。ところが、彼女はそういう自分のあり方に疑問や虚しさを感じ始め、物語が進んでいく・・・。
結婚当初のラブラブ状態に戻りたいと願う妻、そして、それに応えようと努力を始める夫。しかし、なかなか上手く行かず、メリル・ストリープがついついこう洩らす、「元には戻れないのよ」。
この言葉が印象的で、これは決してギブアップ宣言ではなく、真実を言い当てた救いの言葉だと私は思ったのだが、結局、元に戻ることなどあり得ないし、お互いに変化を続け、新しい関係になっていくしかないのだと思う。夫婦に限らず、友人も親子も同じだろう。
さて、メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズは新しい関係を築き上げられたのか?そんなことより、実は我が夫婦は今年結婚31年目を迎える。自分たちのことを先に心配しなくては(;^_^A
