日本では難しいが、アジアに打って出ればお金持ちになれるかも・・・。

今からでも遅くないのかも・・・。

「新興アジアでお金持ち」はそんな期待を抱かせるタイトルだ。


ボルネオ7番のブログ-アジアでお金持ち


著者の岡村 聡さんは東京大学工学部、東京大学大学院で学ばれた後、経営コンサルティング会社のマッキンゼー、国内大手ファンドのアドバンテッジ・パートナーズに勤務、その後2010年に独立され、資産運用のアドバイスや海外移住、海外投資のコンサルティングをされている。


この本ではインドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ベトナムの6カ国を紹介されているが、文章が非常に平易で読みやすく、生々しいテーマ毎にこれらの国々を比較しながら解説されているので、興味深く一気に読ませて頂いた。


6カ国の中では仕事で訪問したことのあるマレーシアやシンガポールに親しみを持っていたのだが、読み進む内に、全く予想外のことだったが、フィリピンに興味を持つようになった。その理由は次の4つだ。


1.あと40年近く人口ボーナスの状態が続く。

生産年齢人口の割合が増えることを人口ボーナスというが(逆は人口オーナス)、シンガポール、タイ、ベトナムはあと数年、インドネシアもあと15年で人口オーナスに転じる。しかし、フィリピンはあと40年人口ボーナスが続く。フィリピンは特に内需主導型の経済だから、現役世代が豊かな中間層になれれば大きな市場になる。


2.永住権を取得できる。

指定された銀行に2万ドル以上の預金を保有することで、35歳以上の本人と配偶者、21歳未満で未婚の子供には永住権取得の可能性が広がる。他の国々が滞在ビザに1年から10年という一定期間を定めているのに比べると、外国人に大きく開かれた門と言える。


3.外国人も不動産を購入できる。

マニラでは大規模なブロック単位で都市開発が行なわれており、アメリカの不動産王ドナルド・トランプが「トランプ・タワー・マニラ」(2016年完成)を建設するなど、外資の投入もあって大規模な不動産開発が続く。外資企業の進出もあり、賃貸需要も豊富のようだ。


4.聖路加病院と提携している病院がある。

セントルークス・メディカルセンターは日本の聖路加病院と提携しており、日本人のスタッフが常駐しているようだ。イザというときには安心か。


アベノミクスに期待のかかる日本だが、アジアにはカンフル剤を必要としない成長のエネルギーを感じる。お金持ちになれるかどうかは分からぬが、そこに住めば、そのエネルギーを日々実感できるようになるのかも。それは、日本の高度経済成長を知っている私たちにとっては懐かしい感覚かも('-^*)/