タイトルに惹かれて購入した。
正直言うと、インドの時代はまだまだ先の話だと思っていたからだ。
インドには仕事で何度か出張している。そのときの印象からすると、インドの経済発展は簡単ではないと思っていた。カースト制度が根強く残っていたり、宗教上の激しい対立があったり・・・・しかし、何といっても「言葉の問題」が一番大きいと思っていた。
嘘のような話だが、インドで手にした100ルピー札には13の言語で100ルピーと書かれていた。すなわち、13もの公用語があったのだ(現在は15に増えてる!)。これでは、インド人同士の会話にも通訳が必要ではないか。こらシンドイわ・・・というのが率直な印象だった。
イギリスから1947年に独立したとき、インドには20の州があり、日常生活で使われている言語は研究者が確認しただけで150以上(!)あったのだという。その州と言語を一つにしようと40年に亘って努力したのだそうだが、結局、第9代首相のラジーブ・ガンディー(在位1984年~1989年、暗殺された第8代首相インディラ・ガンジーの息子)が「自分の州の言葉で大学をつくっていい」という政策を提議し、初めて公教育において初等、中等、高等教育の一貫性が成立したのだという。
この教育制度改革は、インドから飢えがなくなった時期と重なっているとのこと。又、インドは1989年に外貨準備高がゼロになってしまったが、その後、外貨獲得にも成功し、今や2490億ドルの外貨準備高を有している。大学を出るのはまだ10人に1人とのことだが、人口を考えれば1億数千万人が大学を出ていることになる。
昔々、「インド人もビックリ」というテレビCMがあったが、今や「インドにビックリ」かも('-^*)/
