中学時代の恩師から手紙を頂いた。

中に、金子みすずさんの詩が書かれていた。


「私と小鳥と鈴と」


私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面を速くは走れない。


私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、

たくさんな唄は知らないよ。


鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。



恩師は、「みんながこういう気持ちになれば、イジメは起こらないと思う」というモを添えておられた。その通りだと思う。金子みすずさんの他の作品を探し始めたら、「蜂と神さま」という詩が出てきた。これも素晴らしい詩だと思う。



「蜂と神さま」


蜂はお花のなかに、

お花はお庭のなかに、

お庭は土塀のなかに、

土塀は町のなかに、

町は日本のなかに、

日本は世界のなかに、

世界は神さまのなかに、

そうして、そうして、神さまは小ちゃな蜂のなかに。



金子みすずさんは26歳の若さでこの世を去っておられるが、誰もが知っているありふれた言葉を綴りながら、良くぞこれだけの真理を語れたものだと思う。やはり天才なんだろう。それに比べると、私は機関銃のように喋れるが、言葉が相手に届く前に蒸発しているような気がしてきた(笑) 深く反省中(ノ゚ο゚)ノ