かつて音楽家として活躍した人たちが暮らす老人ホームが舞台。

財政難から存続の危機を迎えるが、そうはさせじとオペラ界の元スター4人が立ち上がる。


ボルネオ7番のブログ-カルテット
(左から)

ウィルフ役のビリー・コノリー 70歳

ジーン役のマギー・スミス 78歳

レジー役のトム・コートネイ 76歳

シシー役のポーリーン・コリンズ 72歳


サラリーマンなら定年をとうに過ぎて隠居暮らしの年齢だが、皆さんバリバリの現役俳優だ。しかも、顔に刻まれた皺や白髪や少し崩れた体型までフルに活用しての名演だ。そういう彼らを見ていると、現役か隠居かを分けるものは年齢ではなく本人の意志だという気がしてくる。


さて、監督のダスティン・ホフマンが何を伝えようとしたのかは知る由もないが、私が感じたことは次の三つだ。


1.いくつになっても、人は注目され、称賛されると嬉しいものだ。

2.いくつになっても、人は恋に落ちるものだ。

3.過去の栄光に頼ると、そこで時間が止まって孤独になる。


要するに、老人になっても人間を卒業できる訳ではない。喜怒哀楽の感情はより豊富になり、好き嫌いには遠慮がなくなる。しかも、男は男、女は女であり続ける。「うまく年を取るのは難しい」と聞かされたことがあるが、その理由が何となく分かったように思う。


大切なことは、過去を美化するのではなく、今日が自分にとってベストの日だと思い、「明日よりは一日若い」と自分に言い聞かせ、チャレンジングに生きることなのかなと思う('-^*)/