業界新聞に入社式で各社の社長が話されたという訓辞が紹介されていた。

社会人としての心構えや、新人のあり方を説くお話が多い中、レナウン北畑 稔社長の訓示は生々しい分、少し目立っていたように思う。


「将来、労働関連法や医療制度、移民法の変化で女性や高年齢者、移民の労働人口が増えることも予想される。生産年齢人口の変化、ライフスタイルの変化が起こるときは、必ずそれまでの需給バランスが崩れる。これまでの供給では満たせない新たな需要が発生するチャンスであり、発展の機会であると思って欲しい」。


私は良く分かるが、新入社員はどこまで理解できるんやろう・・・などと偉そうに考えてハッとした。理解できないのは、私たちオッサンの方ではないか。なんだかんだ言いながら、私たちは経済成長と共に育ち、バブルにもどっぷりハマッた。だから、どこか過去の実績に基づく「成長」や「計画」を信じてしまう甘さがある。


例えば、先日参加した研修でこういう問題が与えられた。

「新入社員6名が配属されたが、半年で3名が退職した。これだから、ゆとり世代はアテにならない。来年は退職を見越して多めに採用して欲しい」という報告が部下からあった。上司のあなたはどう指導するか。


正解は「3名の退職をゆとり世代のせいにするな。何が原因か調査して、可能な限り改善せよ」だと思う。実際、そう答える参加者が多かった。しかし、今の新入社員ならどう答えるか。案外・・・・


「辞めるときは辞める・・・そういうもんでしょ。見方を変えれば未だ3名残ってるんだし。それより、3名減ったんだから、3名減ったままで回せる方法を考えればいいんじゃないっすか?効率の良い体制、しかもコスト削減、一石二鳥っす」と,、平然と答える者がいるのではないか。


経済成長を知らず、もちろんバブルも知らず、日本の未来と言われてもピンとこない世代なのだとしたら、私たちより余程冷静に現実を見ているような気がするのだ。


ボルネオ7番のブログ-old navy
(東急田園都市線に乗ったら、その車両の宣伝は全て OLD NAVY だった。アパレル業界も変化が続く)