大八木淳史君が「体罰」について語っていた。

現在、芦屋学園中学・高校の校長先生を務めておられる。


ボルネオ7番のブログ-大八木君


私自身は中学、高校、大学、社会人とラグビーを続けたが、体罰を受けたことが一度もない。仲間内とこういう話題になると必ず登場される鬼のようなプロップのS谷先輩にしても、手を上げられたことは一度もなかった。ただ、S谷先輩には良く走らされた。


「お前ら、フロントがどんな思いをしてスクラム組んでるのか、分かっとんのか!」がフランカー陣に対する口癖で、ちょっとでも気の抜けた押し方や甘いバインディングを見せようもんなら、「グランド一周トップで走ってこい!」と走らされた。


今から思うと、フランカーを走らせている少しの間だけ、ヘロヘロになっているフロントを休ませようというS谷先輩の親心やったんかな、とも思うのだが、指導を受ける側からすれば、指導者のいうことに筋が通っていると思えるかどうか、そして、愛情を感じられるかどうかが重要だろう。


大八木君も山口先生にゲンコツを食らったことがあるようだが、あの山口先生のことだ、このままにしておいては大八木君が単なる不良で終わってしまうと思われたのだろう。痛い思いをされたのは大八木君ではなく山口先生の方だろう。その山口先生のおっしゃることの正しさや深い愛情を、感受性豊かな大八木君は一発で理解したのだろう。


話は戻るが、その後、S谷先輩がおっしゃる「フロントがどんな思いをしてスクラム組んでるか」をたまたま体験する機会があり、S谷先輩は100%正しいことを知った。あれはフツーの人間には耐えられません。以後、私はフロントの悪口を言わなくなったし、後ろでチャラチャラしてボールを粗末に扱うバックスには、「お前ら、フロントがどんな思いをしてスクラム組んでるのか分かっとんのか!」と言うようになった(笑)