ケーブルTVで「男はつらいよ」を観た。

第12作、「私の寅さん」、1973年12月公開、マドンナは岸恵子さん。

久し振りの寅さんだったが、大いに笑わせてもらった。


ボルネオ7番のブログ-フーテンの寅さん
(ちょっと描いてみた。似てる?)


映画「男はつらいよ」は49作まで続いた超人気シリーズだが、人気の理由はなんといっても寅さんの人間的魅力だろう。寅さんが出てくるだけでホッとするし、柴又の「とらや」で賑やかな夕食が始まると、「あぁ、今日も日本は平和で良かった」と思ってしまう。


しかし、ちょっと冷静に考えてみると、寅さんほどワガママで、甘えん坊で、騒動を起こしては身内の人たちに面倒を掛けてしまう人はそうはいない。寅さんを観た外人が、「未成熟の大人で自立心と責任感に欠ける」と批評したとも聞くが、確かにそう言われてみると反論できない。


にも拘らず、なぜ多くの日本人にこれほどまでに愛されたのか?

①根が正直で裏表がない。

②優しくて、サービス精神が旺盛。

③本音を言わない慎み深さがある。

良く見ると、寅さんを囲むおいちゃん、おばちゃん、さくら、博、タコ社長、源公、そして御前様にも同じような特長があるように思う。多分、これらこそが日本人の原型なのだろう。


私の回りにも、何人か寅さんの熱烈なファンがいた。

言うまでもなく、「好きと言えず、片思いで終わる」が共通点だ('-^*)/