「ルノア・ダークシルク」を観てきた。
原題は "LE NOIR - THE DARK SIDE OF CIRQUE"
この間、映画「シルク・ドゥ・ソレイユ 彼方からの物語」を観て、鍛えられた肉体の美しさや強さ、しなやかさに感動したばかりだが、目の前の舞台で繰り広げられる演技には敵わない。思わず拍手し、ため息をつき、時に叫んでしまった。映画には過去に撮影され、編集されたものという時間のギャップがあるが、舞台にはそれがない分、現実的でストレートな感動を味わえたのだろう。
出し物はいずれも甲乙付けがたい内容で、最初の天井から伸びたベルトに絡んで演技する男性の逞しくも柔らかい筋肉の動きと身のこなし、女性2人が絶妙のタイミングで支え合う空中ブランコ、片手で身体を支え、次々にアクロバティックな姿勢をとる白いドレスの美しい女性、直径4mという舞台の上を猛スピードで回転しながら見事にバランスを取る男女2人のローラースケーター等々、「恐れ入りました!」と自然に頭が下がるものばかりだった。
元々の才能もあるのだろうが、どれほどの練習を積み重ねているのか、想像するだけでも気が遠くなりそうな、文字通り身体を張った力強くも美しい演技に心からの拍手を送った。
