高尾山に登った。3週間振りだ。
紅葉も黄葉もすっかり散ってしまったが、そこに昨日は雨が降り注いだことから、行楽客を楽しませてきた紅葉も「濡れ落ち葉」状態となっていた。それを眺める内に、以前、定年後の旦那さんが奥さんに「濡れ落ち葉」と呼ばれていた時代があったことを思い出した。
出掛けようとする奥さんに定年後の旦那さんがまとわりついて離れないことから「濡れ落ち葉」と呼ばれ、これが一気に全国に広がった。1989年頃のことだとか。しかし、その前はもっとひどくて、定年後の旦那さんは奥さんから「粗大ごみ」と呼ばれていたのだ。いやはや、女性の口の悪さには敵わないが、どこか本質を突いているから流行語となり、全国に広がったのだろう。
では最近、定年後の旦那さんは何と呼ばれているんだろうと思い、ハッとした。そういう定年後の旦那さんをからかえた優雅な時代は終わってしまったのではないか。円満な定年退職が減り、定年を迎えても働き口を探さないといけない人が増える。何より、旦那さんを皮肉っていた奥さんも働きに出ることが増えた。どうだろう?
もしそうだとすると、濡れ落ち葉も粗大ごみも、経済が安定し、人々の心に余裕があればこそ流行り、面白おかしく語られた言葉なのかも知れない。そんなことを思いながら、先程、投票を済ませてきた。
