医学博士、星野泰三著

「樹状細胞+ペプチドワクチン治療」


ボルネオ7番のブログ-樹状細胞


2011年のノーベル医学・生理学賞を受賞したラルフ・スタインマン氏が研究し、発表した「樹状細胞と獲得免疫におけるその役割の発見」。何のこっちゃ、と思われるだろうが、先ず、「樹状細胞」というのはその形から命名された細胞のことだ。


すなわち、長い突起(樹状様の細胞突起)を激しく出し入れしながら浮遊している細胞のことで、その突起を伸ばしてガンなどの敵に付着してその抗原を取り込むと、他の免疫系の細胞に敵の情報を伝える働きを持っている。


次に「獲得免疫」とは何かというと、身体の中のウィルスやガン細胞を発見して最初に攻撃を加えるのが「自然免疫」、その自然免疫の攻撃から逃れ、生き延びたガン細胞などに対し、更に高度な攻撃を加えるのが「獲得免疫」らしい。


では、この樹状細胞と獲得免疫が連絡を取り合うとどうなるのか。樹状細胞がガン細胞に付着してその情報を獲得免疫に伝える⇒⇒獲得免疫はその情報に従い、ガン細胞を特定して総攻撃を加えることができる⇒⇒攻撃力が飛躍的に増すだけでなく、正常細胞を傷付けることが少なくなり副作用も減る、ということらしい。


要は、ガン細胞をやっつける強い軍隊を作ることばかりに力を入れてきたが、樹状細胞という優秀な指揮官を得て、攻撃の精度が飛躍的に上がったということだろう。


こんな本を読むなんて・・・やっぱり寝すぎで海馬が大きくなったかも(笑)