更に調べると、「adult」の語源はラテン語の「adultus」だと出て来た。意味は「成長した者」で、決して悪い意味ではなさそうだ。なのに、英語になると、次の通り、ネガティブな意味合いが強くなる。


adulterate

 (形容詞) 混ぜ物をした

 (他動詞) 混ぜ物をする


adulterant

 (名 詞) 混ぜ物、不純物(!!)


adulteration

 (名 詞) 粗悪品(!!!)


これではまるで、「大人になる」 = 「不純物が混じって粗悪品になる」 ではないか。確かに、清濁併せ呑むという表現があるように、大人というのは善も悪も受け容れる度量が求められるのだろうが、「粗悪品」は言い過ぎだろう。


そんなとき、子供を生涯のテーマとして描き続けた画家、いわさきちひろさんが遺されていた言葉を知った。「大人になること」と題された文章だ。


ボルネオ7番のブログ-ちひろさん 2

(いわさきちひろさんの絵)


(続く)