大興奮のスカイダイビングから一週間立った。


少し冷静さを取り戻し、ジャンプする前に気になったことを思い出した。

「窓」の効用と言おうか、窓を通して見る景色の違いと言おうか・・・。


飛行機は昇降口を開けたまま飛び立った。だから、その開いた昇降口から地上が良く見えた。


ボルネオ7番のブログ-開いたままの昇降口


最初は美しい景色に感動していたのだが、その内、「ここから一歩外に出たら、地上にまっ逆さまで命はないんだ」と気付き、思わず目をそむけた。


私が座っていた場所の右には窓があり、今度はその窓を通して外を眺めることになったのだが、不思議なことに、その恐怖心がスーッと消える。開いたままの昇降口からも、右手の窓からも同じような景色が見えるというのに、窓を通して見ると全く怖くないのだ。


高度4000メートルの上空にいるという危なさは変わらないのに、一枚の窓を通して外を眺めると恐怖を感じない。窓を通して見る景色は違って見えるということだろう。少し大袈裟かも知れないが、これは「窓という文明に守られた安心感」なのだと思った。


TVニュースは世界で起こっている戦争や紛争、災害を毎日のように伝える。それらを見て一瞬眉間に皺を寄せる私たちも、次の瞬間には別の楽しいことに気を取られてしまっている。これも、私たちはTVを通して現実とは少し異なる現実を見ているのかな、とそのとき思った。