知人の紹介で、岩森栄助さんの「バリトンリサイタル」を聴きに行った。
バリトンは「バスとテノールの間の男声音域」で、「華やかで色気のある音色」が特徴とのこと。確かに、岩森さんの演奏を聴いていると、お腹の底に響いてくるような低音のバスではなく、又、軽やかに頭の上を飛び交うようなテノールでもなく、自由で伸びやかな音色だったように思う。
ちなみに、「バリトン」の語源を調べたら、ギリシャ語のバリス(barys)とする説が出てきた。バリスは重いという意味で、それからするとバリトンは重い声、重い音という意味になるらしい。
さて、演奏されたのはシューベルトの歌曲、「美しき水車小屋の娘」だ。全20曲からなる歌曲集で、シューベルトの三大歌曲集の一つとされているらしい。調べてから演奏会に行けば良かったのだが、帰宅してから調べたところ、次のような物語であることを知った。順番が逆で恥ずかしい(//・_・//)
修行に出た粉職人の若者が美しい水車小屋の娘に恋をする。若者はその気持を小川に語りかける。しかし、彼女は狩人に心惹かれ、一緒に去っていく。失恋した若者は絶望し、やがて小川に身を投じて永遠の眠りに付く。
バスでは恋に落ちた喜びが表現し辛く、テノールでは失恋の思い気持を伝え辛いだろう。まさに、バリトンが活躍できる歌曲集なのだろう。
最後に失恋したのはいつだろう・・・・と考えたが思い出せない。多分、私の場合は絶望する前に次を探せたからだろう。若者の皆さん、絶望などしてはいけません。失恋は次を探せるチャンスです(^O^)/
