最初の人類は700万年前にアフリカで誕生したという。

それが淘汰を繰り返しながらホモ・サピエンスへと進化し、遠く離れた日本列島にもたどり着く。国立科学博物館の人類研究部長、溝口優司さんが書かれた本だ。


ボルネオ7番のブログ-本


興味深い話が盛り沢山だ。

その一つ、パラントロプスという、260万年前から100万年前までの約160万年もの間、棲息していた猿人が紹介されている。乾燥化を始めた環境の変化から、当時の猿人たちは柔らかく栄養価の高かった果物を獲れなくなる。


仕方なく、硬くて栄養価の低い野性のイネや根茎を大量に食べざるを得なくなった猿人たちは顎や臼歯を発達させる。その先頭を行き、最も上手く適応したと思われたのが「パラントロプス」という猿人なのだが、やがて滅びてしまう。何故か。


どうやら、同時期を生きた猿人たちは肉食を始めたらしいのだ。肉という栄養価の高い食べ物を食べ始めた猿人たちは一日中食べ続ける必要から解放され、時間的な余裕から食べること以外に脳を使うようになる。そして、発達した脳を持った猿人たちは新たな環境の変化に対応できる智恵を身に付けたというのだ。


一方、粗食を食べ続けることに完璧なまでに適応してしまったパラントロプスは脳を発達させる暇がなく、新たな環境の変化の前に敗れ去ったのだという。何とも示唆に富む話ではないか。世の中は変化を続ける。だから、完璧な形を持ち得た瞬間から危機を迎え始めるということか。


それより、私にはパラントロプスに似た体育会が気に掛かる(笑)


体育会諸君!

食べることは大事だが、勝つために頭も使おう。外側じゃなく内側ね(笑)

体育会OB諸君!

現役時代と同じだけ食べててどないするねん(笑)絶滅するぞ!