初めて馬に乗った。
と言うより、乗せてもらった。
これまで何度か馬術部の応援に行っているが、乗りたいと思ったことはなかったし、まさか自分が乗るようになるとも思っていなかった。
ところが、ひょんなことで乗馬クラブのHPに行き着いたところ、乗馬は「有酸素運動」で、1時間乗馬しているだけで500kcal消費するとあるではないか。しかも、腹筋、背筋を鍛えるので、姿勢まで美しくなると書かれている。顔や心が美しくなるのは無理やから、せめて、姿勢だけでも美しく・・・ということで、早速、体験レッスンを申し込んだ。
乗馬ブーツとヘルメットを身に付け、娘ほどの年齢の若い先生に付き添われて厩舎に向かう。そこで、私を乗せることになる「フィーバー」という馬に会った。思ったよりも大きい。4才のせん馬ということで、人懐っこい性格と聞いたが、元は競馬でスピードを競ったサラブレッドだ。
そのフィーバーの背に乗り、先生に手綱をリードしてもらいながら直径6メートルほどのサークルをグルグル回る練習をしたのだが、最初の印象は、①馬の背は高い、②普通に歩いていても(「並足」という)大変揺れる、だった。
先生に、「背筋を伸ばすんですよ!そうすると、松平 健さんみたいにカッコ良く見えます」と言われ、「いやいや、まだ、まっ平ケンって感じですかね」とか、「松平ケ、まで来ました」とか冗談を言っていたのだが、馬が少し歩みを速める「速足(はやあし)」になると、ものすごい振動で、話す余裕がなくなってしまった。
しかし、馬というのは何と優しい動物なのだろう。手綱を引くと止まってくれる。多少遠慮はするにしても、馬のお腹を蹴ると歩み始めてくれる。そして、何一つ文句を言わない。先生から教わった通り、「ありがとう」と言いながら首の辺りをポンポンと手で叩くのだが、それも大人しく受けてくれる。
「ウマが合う」というのは、騎手と馬の呼吸が合う大切さを説く言葉から相性を指すようになったようだが、私の初の乗馬は完全に「馬に合わせてもらう」結果となった。フィーバー、ありがとうね(^O^)/


