マチュピチュ発見100年を記念する「インカ帝国展」を見に行った。
15~16世紀に栄えた帝国で、南北4000キロの細長い国土に1000万人の民が暮らしていたという。感心したのは、「インカ道」と呼ばれる全長4万キロの道路網が整備され、チャスキという飛脚が交代しながら一日に280キロを走破し、情報やモノを運んでいたというのだ。
4万キロと言えば地球を一周できる距離だ。又、280キロを24時間で走ったとすると、チャスキの平均時速は12キロになる。どんなに頑張っても時速9キロでしか走れない私はチャスキになれない(;^_^A このチャスキのお陰で、インカ帝国の王様は標高3400メートルの首都クスコに居ながら新鮮な魚を食べることができたというから驚きだ。元祖「宅急便」というところだろう。
一番目を奪われた展示品は「ミイラ」だ。
男女4体のミイラが展示され、それぞれのミイラにつき、「頭に骨折の跡がありますので、何か事件に巻き込まれたのかも知れません」とか、「鳥を取る網が身体に巻かれていますので、職業は猟師だったのでしょう」とか、「左手中指に指輪を、耳にイヤリングをしていますので、貴族だったと思われます」という説明が流れていた。
今は干からびたミイラだが、昔は私たち同様、笑ったり泣いたりしながら生きていた人たちなのだ。そう思うと、急に親近感とでも言うのだろうか、500年、600年という時空は簡単に飛び越えられたような気持になった。同時に、もし私がこういうミイラの形で発見されたら、どんな風に説明されるのだろうかと気になった。
「鼻に骨折の跡がありますので、喧嘩か、又は格闘技をしていたのかも知れません。日本人にしては顔の彫りが深いので、ひょっとすると南方から、そうですね、ボルネオ辺りから留学又は移民してきた可能性があります。問題は脳の容量なんですが、う~ん、ちょっと少ないかも知れませんので、成績優秀ではなかったかも」とか?(笑)

