生れて初めて両国国技館に足を踏み入れた。

元関脇、土佐ノ海の断髪式に立ち会うためだ。


ボルネオ7番のブログ-国技館


大変ありがたいことに、私にも鋏を入れる機会を与えてくれた。運動部こそ異なるが、大学の先輩後輩に当たることを配慮してくれたのだろう。彼の思いに感謝し、快くお受けした。


ボルネオ7番のブログ-中井貴一さん
中井貴一さんの入鋏。


ボルネオ7番のブログ-大八木くん
ラグビー部の後輩、大八木君の言葉に振り向く土佐ノ海。


プロのスポーツ選手にとり、現役引退というのはサラリーマンの定年退職など比較にならぬほど大きな人生の転機だろう。なにしろ、稼ぐ方法どころか生き方そのものが変わるのだから。


ただ、髪をきれいに刈り、挨拶に立った元・土佐ノ海、立川親方の表情を見て、彼は立派にこれからの人生を生き抜くだろうと思った。彼は柔和な微笑を見せながら淡々としていたのだ。


ボルネオ7番のブログ-立川親方


翌日の新聞も、彼の目に涙がなかったことを伝えていた。

静かに第二の人生を迎える決意ができていたのだろう。


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