1月28日付の毎日新聞夕刊第一面に大きな記事。
タイトルは、「筑波ラグビー、勢力図変える」。
筑波大学ラグビー部は対抗戦で早稲田、慶應を破り、大学選手権では明治に勝って準決勝に進んだ。同じシーズンに早慶明の強豪伝統校を破るというのは大したものだと思う。その強さの理由につき、他大学ラグビー部の監督が語っている。
「この経済情勢の中、国立大の名誉、学歴に学生が魅力を感じている」、
「国立大は学費が安い。我々には奨学金制度はあるが、学費免除はない」、
「先行き不透明で、体育の先生になりたい高校生が筑波に行く。我々には体育学部がない」。
いずれも頷ける理由であり、正しい分析だと思う。ただ、筑波大学と比較して「ないもの」にクローズアップしていても仕方ないように思う。現に、筑波大学の古川監督も、「学費は安いが、ラグビーが強化指定されている私学のような部活動への大学側の補助はない」と語り、北海道の夏合宿では町民会館に寝泊りして合宿費を抑え、部員の負担を減らしていることを明かしておられる。筑波大学にも「ないもの」はあるのだ。
そもそも、私立大学には「建学精神」があり、創始者の熱い思いがある筈だ。これらは「他の大学では得られない教育」を目指すものであった筈だし、先ずは各大学とも「我々にしかないもの」、「我々が一番持っているもの」を高校生にPRすべきだろう。又、ラグビー部に関しては、「こういうチームでラグビーをしたい」と思わせるチームカラーの強化こそ急ぐべきだろう。
一昨年、同志社は関西Aリーグで7位となり、Bリーグとの入替戦にまで出場した。それでも、同志社の門を叩き、ラグビー部に入部してくれた高校生がいたことを思うと、各チームが鮮明にしなければいけないのは、ますます「チームカラー」になっているように思うのだ。
