前半5分、早稲田がPGで先制、しかし、8分に明治がPGを入れ同点。
ゲーム前のプロモーションビデオで、明治の吉田監督が「真っ向勝負」と言っていたように思うが、明治の攻撃は正にその通り。早稲田のディフェンス目がけて突き進んで行くような力強さがあった。しかし、早稲田はそれをきっちり止める。
一方、早稲田はBKの個人技や素早い展開で裏に出ようとするが、明治のディフェンスには厚みがあり、早稲田も簡単に前進できない。
均衡を破ったのは明治。絶妙のハイパントが続き、明治FWに勢いが付いたかなと思っていたのだが、その明治が32分、モールで前進し、そのままゴールを割ってトライ。難しい角度のゴールキックも決まり13-3。
明治FWらしい安定感のあるモールで、ボールを持つ選手を先頭に必ず強力なサポーターが脇を固めている。早稲田FWにモールを割られたかのように見えた場面もあったが、削がれたのは枝葉で、幹は安泰という感じだったのだろう。
その後も明治の攻撃が続き、大きくゲインはできないがボールは支配し続けるという明治ペースで前半を終えた。
後半も明治ペースで始まったかに見えたのだが、4分、ペナルティを得た早稲田が一瞬の隙を突き、一気にボールを明治ゴール前まで持ち込む。レフェリーの笛から0.5秒後、足が止まっていた明治に対し、早稲田は三選手がトップスピードで走っていたという感じか。鮮やかなカウンターだった。
早稲田⑪の原田選手の走り方も見事で、バッキングアップしてきた明治の選手に対し一瞬、内に切れ込むと見せかけて牽制し、その後一気にゴールまで走り抜けた。ゴールも成功し13-10。原田選手はゲーム終了間際の逆転PGも成功させているが、人に強く度胸もある選手なのだろう。
早稲田は22分にもペナルティから⑬布巻選手がボールを持ち込み大きくゲインする。レフェリーの笛で足が一瞬止まる隙を狙ったものだが、ただでさえゲームテンポが緩やかな関西勢には脅威だと思う。
このゲインで明治陣に入った早稲田が25分に逆転のトライ、13-15。しかし、その後は再び明治がボールを支配して連続攻撃。28分、早稲田のペナルティを誘い、PGを決めて再逆転、16-15。
明治のFWが良く動いていたし、⑩染山選手のキックも安定していたので、このまま明治が逃げ切るのかなと思ったのだが、39分、明治が痛恨のペナルティ。早稲田がPGを決め、16-18と再々逆転。ロスタイム2分の間に明治が果敢な攻撃を仕掛けるもノーサイド。早稲田が接戦を制した。
一緒に観戦した後輩のT道君は、「明治SHの秦選手の運動量、半端やないっすね!」と舌を巻いていた。小さな選手だが、明治FWを操る猛獣使いのような冷静さも持ち合わせているのだろう。その秦選手が後半35分に負傷退場しているが、明治にとっては痛い退場だったかも。
いずれにせよ大学選手権開幕まで2週間、早稲田も明治もまだ伸び代があるように思うし、昨季の帝京のように、選手権に入ってから強くなるチームもあるだろう。楽しみだ。
同志社も2年ぶりの出場を果たすが、国立競技場の売店に同志社ラグビーの携帯ストラップが売られているのを見つけた。
T道君が良いことを言う、
「早慶明のストラップと一緒に、なぜ同志社のストラップが国立で売られているのか、同志社の現役に分かって貰いたいですよね」。
同志社、待ってるぞ!





