田尾安志さんの講演を聞いた。
田尾さんは同志社大学硬式野球部のOBで私より2年先輩。1975年のドラフトで中日ドラゴンズに入団され、新人賞を獲得しておられる。その後、西武ライオンズ、阪神タイガースでプレーされ、楽天イーグルスの初代監督を務められた。
甘いマスクに柔らかな物腰、しかし、言葉の端々に闘志や信念がかいま見える。「衝突するときは、いつも上とでしたね」、「意見を聞きたいと言われると私は正直に言ってしまう。しかし、言わない人が(球界に)残っていますね(笑)」。さもありなん。
その田尾さんが、伸びる選手の条件として最初に上げられたのが「過信家」だ。ダルビッシュ、松井(秀)、清原、イチローなどの実名が出たが、「コーチにより言うことが変わる。指導方法も異なる。それら全てに納得し、その通りにしていたらフォームが変わり、身に付かない。その点、伸びる選手には何か言われても耳を貸さない頑固さがある」とのことだ。その通りだろう。
全くレベルの違う話になって恐縮だが、ゴルフを再開し、「下手なままですわ」とボヤくと、皆さん貴重なアドバイスを下さる。その一つひとつに説得力があるのだが、全てを尊重しようとすると頭に血が集中し、身体が動かなくなる。多分、身体つきや性格が一人ひとり異なるように、フォームも異なっていて構わないのだろう。そう考えると、過信家を因数分解すると、「直観力と信念と練習量」になるのかなと思う。
私は過信家ではないので、まだまだアドバイスに振り回される日々が続く(笑)
